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Webライターにおすすめの資格12選!ライティング系と専門系をそれぞれ解説!

Webライターに特別な資格は必要ありませんが、取得をおすすめできる資格がいくつもあります。

この記事ではその中から12の資格を厳選し、ライティング系資格と専門系資格の2つのグループに分けて解説。

取得することでスキルアップだけではなく、ライティングのクオリティ向上にもつながります。ぜひ、自身のキャリアアップのためにおすすめの資格を取得してください。

Webライターが資格を取得する意味とは?

Webライターが資格を取得する意味とは?

そもそもWebライターになるだけならば資格は必要ありません。しかしWebライターにとって資格を取得するメリットはたくさんあります。

まず、ライティング系資格を取得することで文章力が向上し、より高品質なコンテンツを生み出せることが可能です。著作権など、文章そのものではなく文章の周辺に存在する知識を一通り把握できることも、ライターとしての強みとなります。

また専門系資格を取得すれば特定の分野に精通できるため、その分野の執筆においては競合ライターよりも有利となるでしょう。

そもそも資格を取得することは、まとまった時間を学習に注ぎ、一定の知識レベルに達したことの証です。クライアントから勉強熱心なライターという評価を受けやすく、高収入な案件につながりやすくなります。

Webライターにおすすめの資格6選【ライティング系】

ライティング系資格

ライティング系の資格はたくさんありますが、ここでは以下の6つを厳選して解説します。

  • WEBライティング技能検定
  • Webライティング能力検定
  • ビジネス著作権検定
  • 日本語検定一級
  • SEO検定
  • Webリテラシー試験

ぜひ自身の勉強計画の参考にしてください。

WEBライティング技能検定

日本クラウドソーシング検定協会が主催する検定です。

社会人基礎からライティング能力まで、以下のように多くの観点の資質が問われます。

  • 社会人としてのマナー
  • クラウドソーシングという働き方への理解
  • 日本語の運用能力
  • 初歩的なSEO知識
  • 法律の知識

初心者ライターの場合はこの資格に向けて勉強することで、基本的なライティングの知識・技能が身に付くでしょう。ある程度経験のあるライターも、基礎知識のおさらいや抜けを確認するために利用可能です。

この検定に合格すれば「WEBライティング実務士」という称号が得られ、資格取得者には案件紹介などの特典があります。

月1回のペースでオンライン受験可能。受験料は6,000円です。

>> WEBライティング技能検定の公式サイトはこちら

Webライティング能力検定

1つ上のWEBライティング技能検定と名前がよく似ていますが、こちらは日本WEBライティング協会が主催する検定です。

受験課目は以下の6項目。

  • 国語
  • ウェブライティング
  • コピーライティング、メールライティング
  • SEO
  • 倫理・法律、炎上対策
  • Webライティングに関するミニ論文

これらの課目を受験し、点数に応じて1級から3級に認定されます。88点満点で、各級の認定得点は以下の通りです。

  • 1級: 80~88点
  • 2級: 70~79点
  • 3級: 53~69点

初心者ライターならばまずは2級までの取得を、経験者ならば1級の取得を目指して準備すべきでしょう。こちらの検定も、合格者には記事作成や更なるスキルアップといった特典が用意されています。

開催は全国主要都市で年2回。受験料は13,500円(Youtubeの動画教材セットの場合は19,800円)です。

>> Webライティング能力検定の公式サイトはこちら

ビジネス著作権検定

様々な認定試験を開発している株式会社サーティファイが主催する検定で、初級と上級があります。

著作権に特化した検定試験としては国内唯一。上級合格者は国家試験「知的財産管理技能士1級・2級」の受験資格を得られます。

インターネットにより瞬時に情報が拡散される時代にあって、著作権への理解、著作物の適切な利用は重要なテーマです。この資格を取得することにより、クライアントからの信頼度アップに繋がり、複雑な情報を取り扱う案件も受託しやすくなるでしょう。

オンラインで年3回受験可能。受験料は初級5,100円、上級8,000円です。

>> ビジネス著作権検定の公式サイトはこちら

日本語検定1級

日本語検定は文部科学省が後援する事業です。

日本語能力を測定するための検定で、以下のように6領域と総合問題からなります。

  • 漢字
  • 表記
  • 敬語
  • 言葉の意味
  • 語彙
  • 文法
  • 総合問題

検定は小学生向けの7級から社会人上級レベルの1級まで、級が分かれています。Webライターは当然、1級の取得を目指して勉強すべきでしょう。

文章の正確性や適切な表現力を要求されるため、文章力を磨くためには最適の資格といえます。クライアントへの提案文にも磨きがかかり、高度なライティング案件も得やすくなるかもしれません。

全国の主要都市で年間2回の開催。1級の受験料は6,800円です。

>> 日本語検定の公式サイトはこちら

SEO検定

SEO検定は全日本SEO協会が主催する検定です。

SEOとはSearch Engine Optimization、つまり検索エンジン最適化という意味で、Webライターにとっては必須の素養でしょう。SEO対策を上手に行えば納品した文章が検索上位に表示されるため、クライアントにとってより価値の高い文章を提供できます。

4級から1級までレベル分けされているので、自身のスキルを向上させながら何度も受験するといいでしょう。

全国の主要都市で受験可能。受験料は4級5,500円から1級8,800円まで。

>> SEO検定の公式サイトはこちら

Webリテラシー試験

Webリテラシー試験は株式会社ボーンデジタルが主催する検定です。

ライティングそのものではなく、Webに関する様々な知識を問われます。試験範囲は以下の6項目です。

  • Webの基礎知識
  • インターネットビジネス
  • プロジェクトマネジメント
  • Webサイトの企画・設計
  • Webデザイン・制作実務
  • Webマーケティング

付加価値の高いライティング業務や、ディレクターなどの業務に将来的に携わりたいWebライターにはおすすめの資格といえます。

会場・オンラインともに対応しており、受験料は11,000円です。

>> Webリテラシー試験の公式サイトはこちら

Webライターにおすすめの資格6選【専門系】

専門系資格

Webライターは何らかの得意分野を持つことが推奨されます。何でも屋よりも「この分野ならこのライターにお任せしよう」という信頼を勝ち取る方が、高単価な仕事に取り組みやすいためです。

特に金融・不動産・IT・美容・健康・転職の分野は需要が高いため、関連した資格を取得すると仕事の幅が広がるでしょう。

以下ではWebライターにおすすめの6つの資格を紹介します。

  • ファイナンシャル・プランニング技能士(FP技能士)
  • 宅地建物取引士
  • ITパスポートなど
  • 薬機法管理者資格
  • キャリアコンサルタント資格
  • 管理栄養士・薬剤師など

難関の資格も多いですが、自身のキャリアパスや学歴と照合しながら、取得可能な資格を検討してください。

ファイナンシャル・プランニング技能士(FP技能士)

FP技能検定は厚生労働大臣の指定を受けて日本FP協会が主催している国家検定です。

金融商品や保険商品の知識を持つと、マネー系のWebサイトやメディアでの仕事において非常に有利になります。

FP技能検定は3級から1級までのレベル分けがありますが、どの級でも以下の6つのカテゴリーから出題され、合格基準は6割以上です。

  • ライフプランニングと資金計画
  • リスク管理
  • 金融資産運用
  • タックスプランニング
  • 不動産
  • 相続・事業継承

これらの専門知識を得て、金融関係の高単価案件を獲得するのに役立ててください。

全国主要都市で受験可能。3級・2級は年3回、1級は年1回の実施です。受験料は3級が8,000円、2級が11,700円、1級が20,000円となっています。

>> FP技能検定の公式サイトはこちら

宅地建物取引士

宅地建物取引士資格試験(宅建試験)とは、不動産適正取引推進機構が主催する試験です。

不動産業界は近年、コロナの影響で市場規模が頭打ちにはなっているものの、コロナ前は市場規模が年々大きくなっていました。今後、アフターコロナの世の中に入っていくにつれ、Webサイトやメディアで不動産に関する記事が増えることが期待できます。

宅地建物取引士の資格を持っていれば、不動産に詳しいWebライターとしてクライアントからの依頼が増える可能性もあるでしょう。

年に1回、全国の主要都市で受験可能。受験料は8,200円です。

>> 宅建試験の公式サイトはこちら

ITパスポートなど

ITパスポート試験は情報処理推進機構が主催する国家試験です。

IT業界は技術の進歩が著しいため、最新の技術や用語にキャッチアップしていくことが求められます。そのためIT関連の資格はたくさんありますが、その中でITパスポート試験はもっとも基本レベルに位置づけられるものです。

ITパスポートで問われる内容は以下の範囲にまたがります。

  • 新しい技術(AI・ビッグデータ・IoTなど)
  • 新しい手法(アジャイルなど)
  • 経営の知識
  • ITの知識(セキュリティ・ネットワークなど)
  • プロジェクトマネジメントの知識

ITパスポートの資格を持っていれば、技術系メディアでの仕事において、正確な知識を持つWebライターとして信頼を得られるでしょう。

全国の会場で頻繁に実施されています。受験料は7,500円です。

>> ITパスポート試験の公式サイトはこちら

薬機法管理者資格

薬機法管理者資格とは、薬事法有識者会議が認定する民間資格です。

薬機法とは以下のような医療関係の製品に関する法律で、2014年から薬事法を一部改正して施行されました。

  • 医薬品
  • 医薬部外品
  • 化粧品
  • 医療機器

Webライターにとっては、美容や健康に関する執筆の際、触れてはいけない表現を正確に把握する必要があります。ですから薬機法管理者資格を持っていると、特に美容・健康に関するメディアからの案件を取得しやすくなるでしょう。

受験の前にまず所定の講座を修了する必要があります。受験は自宅のPCで可能。講習料が10,000円、受験料は20,000円で、さらに1年ごとに資格更新に20,000円かかります。

>> 薬機法管理者資格試験の公式サイトはこちら

キャリアコンサルタント資格

キャリアコンサルタント資格は、日本キャリア開発協会により認定される国家資格です。

キャリアコンサルタントは以下のことに関する助言・指導を行います。

  • 職業の選択
  • 職業生活設計
  • 職業能力の開発・向上

人生100年時代とも言われる現代は、様々なライフステージを考慮したキャリアパスの構築が重要です。

そのため、転職に関するメディアでの執筆案件も多数あります。キャリアコンサルタント資格があれば、転職や就職に関する案件で優れた結果を残せるでしょう。

年3回、全国主要都市で受験可能です。受験料は、学科8,900円、実技29,900円となっています。

>> キャリアコンサルタント試験の公式サイトはこちら

管理栄養士・薬剤師などの難関資格

管理栄養士・薬剤師などの難関資格は大学等で所定の教育を受ける必要があるため、Webライターが思い立ってから取得することは困難です。

ということは、すでにこれまでの経歴でこういった資格を所持しているWebライターは、関連分野の執筆において有利な立場にあるといえます。

特に健康・医療・お金の分野については、これまでの学歴・職歴の中で関連資格を取得していないか、棚卸しをしてみることがおすすめです。

また難関資格といっても、例えば気象予報士のようにあまり需要のない資格もあります。しかし気象予報士のような難関資格にチャレンジして合格できたという経験自体は評価してもらえることもあるでしょう。

Webライターも資格を取得してスキルアップしよう

Webライターも資格を取得してスキルアップしよう

Webライターにおすすめの資格を、ライティング系と専門系に分けて解説してきました。

日本語の運用や執筆の基礎力を認定するのが以下の資格。

  • WEBライティング技能検定
  • Webライティング能力検定
  • 日本語検定一級

ライティングの周辺知識として重要なのが以下の資格です。

  • ビジネス著作権検定
  • SEO検定
  • Webリテラシー試験

また、特に需要の多い金融・不動産・IT・美容・健康・転職の各分野について、以下の資格を解説しました。

  • ファイナンシャル・プランニング技能士(FP技能士)
  • 宅地建物取引士
  • ITパスポートなど
  • 薬機法管理者資格
  • キャリアコンサルタント資格
  • 管理栄養士・薬剤師など

これらの資格を目指して勉強することで知識が増え、ライティングの質も向上します。より付加価値の高い文章を書けるよう、勉強を怠らないようにしましょう。