SEOライティングにはコツがある！絶対外せない9つのポイント！
SEOライティングってなに？普通のライティングと違うの？
会社でブログ運営を任されたんだけど、検索に引っかかりやすいコツとかあるのかな？
そんな風に思っているWebライティング初心者の方に向けて、SEOライティングのコツについて解説しました。
一昔前の知識だと「検索されやすいキーワードをちりばめて書くのがコツ」という風に思われがちですが、近年は違います。検索エンジンのアルゴリズムがユーザーファーストになっていて、読者にとって有用な情報を提供することが第一です。
この記事をぜひ最後まで読んで、SEOライティングのコツをつかんでください。
SEOライティングとは？普通のライティングと何が違うの？
SEOとはSearch Engine Optimization、つまり「検索エンジン最適化」の頭文字を取った語です。
すなわちSEOライティングとは、検索エンジンで上位表示されることを目的とした記事を書くことを指します。インターネット上での情報収集が主流となった現代において、必須の技能といえるでしょう。
普通の（従来の）ライティングとの違いとして、以下のような観点が挙げられます。
- 普通のライティング：文章の良さや味わい深さなどに重点がある
- SEOライティング：読者と検索エンジンの両方に分かりやすいことに重点がある
小説のような味わい深さや伏線の回収などは必要ないので、文章の才能がなくても技術でカバーできる分野です。
とはいえSEOへの対策は、昔に比べて小手先のテクニックで対処できるものではなくなってきています。読者にとって価値のある情報を、検索エンジンにも分かるように書くというイメージです。
SEOライティングのコツ…の前に「ユーザーファースト」であること
このあとSEOライティングのコツについて解説していきますが、その前に認識しておいてほしい大前提があります。
それは「ユーザーファースト」であること。
言い換えると「検索してきたユーザーの知りたいことを満たしてあげる」ことがもっとも重要です。
この先に出てくるコツや技術は全て、「ユーザーに満足してもらうため」という考えが根底にあるということを忘れないでください。
SEOライティングに必須の9つのコツ
SEOライティングに必要な技術やコツを全て挙げると数十個ほどあり、最初から全てを押さえるのは困難です。
そこでこの記事では主に初心者や初級者のライターを対象として、9つのコツを厳選します。
- キーワードの選び方
- ペルソナの設定
- タイトルの作り方
- メタディスクリプションの作成
- 読みやすい文章のポイント
- 見出しの適切な使い方
- 内部リンクの利用
- 外部リンクの利用
- 画像の適切な利用
くれぐれも、単にキーワードを盛り込んだ文章を作るだけで終わってしまわないように気をつけて執筆してください。
キーワードの選び方
何か書きたいネタがあれば、そのネタに関連したサジェストキーワードを探し、さらに検索ボリュームを調べます。
例えば「ウォーキング」について書きたい場合は次のようにしましょう。
1.「ラッコキーワード」に「ウォーキング」と入力し、サジェストキーワードの一覧を得る。
- 「Google キーワードプランナー」にキーワードを入れて検索ボリュームを調べる。
検索ボリュームが少なすぎると誰も検索していないので望ましくありません。しかし検索ボリュームが大きすぎると、競合サイトが強すぎてせっかく書いても読んでもらえないおそれがあります。
程よいサイズは検索ボリュームが100～1000程度のキーワードです。
ペルソナの設定
記事を書き始める前に、誰に向かって書くのかをしっかり決める必要があります。
このとき「30代の健康志向の人」のようなものをイメージするかもしれませんが、これは「ターゲット」です。ターゲットも大切ですが、決めるべきなのはターゲットよりも遥かに詳細な人物像「ペルソナ」となります。
ターゲットの例は次のようなものです。
- 30代男性
- 会社員
- 健康志向
- ウォーキングを始めようと思っている
一方、ペルソナは以下のように特定の個人を表します。
- 33歳男性
- ITベンチャー企業のマネージャー
- 3年前に結婚
- 子供はいない
- 帰宅が深夜になることも多く、健康維持が気になっている
- 家にはケトルベルがあるが最近使っていない
- 通勤を利用してウォーキングを始めようと思っている
- などなど…
設定したペルソナにとって役に立つ情報を提供することで、語りかける言葉がより「刺さる言葉」になり、結果的にペルソナ以外のターゲット層にも訴求力のある記事になるというわけです。
タイトルの作り方
SEOライティングでタイトルを作る際には、以下の条件をできるだけ満たすように工夫しましょう。
- 選定したキーワードを自然な形で盛り込む
- 文字数は32文字以内（検索結果として表示される上限）
- 数字や具体例を入れる
- 【】や＼／などの記号も効果的
よくない例: おすすめのウォーキングシューズをご紹介
望ましい例: 歩きやすいウォーキングシューズ15選！【コスパランキング掲載】
ここでも考えるべきことは「どういうタイトルだったら、検索してきた人がクリックしたくなるか」ということです。キーワードを左に入れるか右に入れるかというような些細なことよりも、ユーザーのことを考えるようにしましょう。
読みやすい文章のポイント
SEOライティングにおいて、読みやすい文章を書くことは非常に重要です。読みにくい文章は途中でユーザーが離脱してしまうため、記事のスコアが下がってしまい、検索上位に載らなくなってしまいます。
読みやすい文章にするために必要な要素は以下の通りです。
- 1文が簡潔である
- 易しい言葉が使われている
- 適度な強調が加えられている
- 適度に段落分けがされている
まず、短い文章は読みやすさの基本です。長い文章は読み手を疲れさせます。特にウェブ上ではスクロールによる「飛ばし読み」が多々行われるため、文章を短くした方がユーザーにとって有用です。
また、単語選びにも注意しましょう。難しい言葉や専門用語は、読み手にとって理解しづらいだけでなく、検索エンジンにとっても適切なキーワードとして認識されにくいおそれがあります。
さらに、適度な強調（太字やマーカーラインなど）を入れることもおすすめです。強調部分だけ飛ばし読みしていっても、だいたい意味が通じるのが理想といえます。
段落分けも非常に重要です。長い文章が一かたまりになっていると、読み進めることが困難になります。段落を適切に分けて読みやすさを向上させましょう。
以上のような工夫で文章を読みやすくすると、ユーザーにとって快適な記事になるため、SEOにもよい影響を与えます。
見出しの適切な使い方
SEOライティングにおいては、Hタグを用いて適切に見出しをつけていくことが重要です。Googleが「検索エンジン最適化スターターガイド」の中で、このHタグを正しい順序で使うことを推奨しています。
見出しの役割は、記事全体の構成を明確に示し、読者を情報にアクセスしやすくすることです。見出しをパッと見ただけで速やかに必要な情報にアクセスできれば、その記事はユーザーにとって有益ということになります。
さらに見出しに重要なキーワードを盛り込むことは、検索エンジンが記事の内容を正確に把握しやすくなるという点でも重要です。
以上のように、見出しはSEOライティングにおいて非常に重要な役割を担っています。適切な見出しの使い方を意識し、記事の読みやすさを向上させることで、効果的なSEO対策としましょう。
内部リンクの利用
SEOライティングにおいて、内部リンクと外部リンクは非常に重要な役割を担っています。
内部リンクは、過去に書いた記事に対して新しい記事からリンクを張ることです。
内部リンクを適切に張ることで、読者は知りたい情報を次々に得られるため、サイトへの滞在時間が長くなる効果が期待できます。これはサイトの評価を高めることにつながるでしょう。
また、検索エンジンのクローラーが巡回しやすくなるので、サイト内のページが検索エンジンにインデックスされるのが早くなります。書いた記事がなかなか検索に引っかからないという事態を防ぐ意味でも有用です。
内部リンクは、同じテーマに関連する記事が複数ある場合や、深い知識を必要とする記事などに特に有効といえます。
外部リンクの利用
外部リンクは、自サイト外へのリンクを張ることです。
信頼できる外部サイトへのリンクは、自分のサイトの信頼性を高められるため、SEOにもよい影響を与えます。
それだけに、リンク先のサイトの品質には注意が必要です。たとえば、スパムサイトなどの悪質なサイトにリンクを貼ると、自分のサイトの信頼性が下がってしまいます。公的機関や大手企業など、さまざまな分野で知名度の高いサイトにリンクを張るようにしましょう。
以上のように、内部リンクと外部リンクを適切に利用することで、読者と検索エンジンの両方から高い評価を得られます。
画像の適切な利用
SEOライティングにおいて、記事の視覚的な表現に欠かせないのが画像です。しかし単に画像を挿入するだけでは、検索エンジンからの評価を高めることはできません。画像の適切な利用の仕方を押さえておくことが重要です。
ユーザーファーストの観点からは、見飽きたフリー画像よりもオリジナル画像の方がよいのですが、そこまではできないというライターはせめて以下のことに気をつけましょう。
まず、画像のファイル名は画像に関連した文字列にすべきです。仮に青空の写真を掲載する場合は「blue-sky.jpg」のようにして、「2023-04-15 12.03.44.jpg」のような機械的な名前は避けましょう。
また、画像のalt属性（代替テキスト）を設定することも忘れずに。alt属性とは、画像が表示されない場合に代わりのテキストとして表示される内容です。このalt属性にもキーワードを適切に含めることで、検索エンジンからの評価を高められます。
さらに、画像のサイズにも注意を払いましょう。大きすぎる画像はページの読み込み速度を遅くする原因となり、読者の離脱につながります。
以上のポイントを押さえて、SEOにとって効果的な画像の利用を行いましょう。
メタディスクリプションの作成
メタディスクリプションは、検索結果画面で表示される文章です。
メタディスクリプションを設定しなくても、検索エンジンによって自動的に生成されるのですが、自ら設定することでクリック率を高められる可能性があります。
表示される文字数はPCでは約130文字、スマホでは約80文字です。これらの文字数を意識して、読者がクリックしたくなるような文章を設定しましょう。
SEOライティングにおけるその他の注意点
ここまでにSEOライティングにおける様々なコツを解説してきました。その他の注意点をここにまとめます。
- 読者のための記事を書く
- コピペはしない
- 文字数ではなく情報量に気を配る
これらのことに気をつけて記事を執筆しましょう。
読者のための記事を書く
最初に「ユーザーファースト」と述べたことの繰り返しとなってしまいますが、SEOを最優先するあまり、読者にとってメリットのない記事を書くことは避けねばなりません。
しっかりとペルソナを設定して、読者が求める情報を提供しましょう。
コピペはしない
他のサイトからのコピペは厳禁です。著作権法に触れるおそれもありますし、そうでなくてもSEOには非常に悪影響となります。
他のサイトの内容を参考にするのは大いに結構ですが、必ずライターの頭を通した表現で書くことを忘れないようにしましょう。
文字数ではなく情報量に気を配る
文字数は多い方がよいとか、○○文字以上は書かなければ…というような説もありますが、文字数はあくまで目安。大切なのは読者に有益な情報を提供することです。
短文でも情報の質が高ければ、読者や検索エンジンからの評価は高くなります。
逆に冗長な表現で長文にしてしまうと、読者の興味を引けないため、SEOにも悪影響です。簡潔かつ分かりやすい文章を心がけましょう。
まとめ
SEOライティングのコツを、Webライティングの初心者向けに解説してきました。
まず何よりもユーザーファーストであること。その意識を持った上で、以下の厳選したコツ9選に気をつけて記事を書くことで、検索エンジンから高評価を得やすくなるでしょう。
- キーワードの選び方
- ペルソナの設定
- タイトルの作り方
- メタディスクリプションの作成
- 読みやすい文章のポイント
- 見出しの適切な使い方
- 内部リンクの利用
- 外部リンクの利用
- 画像の適切な利用
もちろんコピペは厳禁です。ライターの頭を通した表現で、ユーザーにとって有益な情報を提供するという精神を忘れず執筆してください。
